バチカンのイケメンたち
日本人が海外に行くと、ニーハオって声をかけられる。そんな感じで全然気づかなかったんだけど
バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂にいたこちらのイケメン衛兵さんたち。
実はみんなスイス人なんだそう。
16世紀の初め、教皇が当時ヨーロッパで高い戦力を誇っていたスイスの傭兵を雇ったことが始まり。
神聖ローマ帝国のローマ略奪事件で、帝国軍がバチカンにも攻め行った1527年。圧倒的不利な状況下で、勇敢に戦ったスイス衛兵たち。彼らの多くが命を落とす中、危機一髪のところで当時の教皇は秘密通路を使いバチカンから脱出した。
要塞でもあった、あのサンタンジェロ城に。ここで繋がる伏線。
その勇敢さと、その後も重要な戦地へ派遣されるなどして数々の勝利に貢献してきたスイス衛兵は、現存する世界最古の軍隊としてとても誇り高き存在。
500年以上も昔から、今日も変わらずバチカンを守り続けてます。
歴史までイケメンか。
サクッと内見。
さて、広場を一瞥して、中に入ります。
うん。まぁすごいよね。すごい。すごいのはわかるんだけど、なんていうか。
あ、なんかいるね。
この旅何十人目かのイエスだね。あと聖母よね。
しんじゃったんだね。
お、なんか魔界に繋がるゲートのようなものが出てきた。
ちょうどクーポラの真下で、計り知れないほどのエナジーを感じる。(嘘)
お祈りしてる。そうかぁ。うーん。
信じる心の強さっていうのかな。前日のサンタマリア・マッジョーレ教会でも本気お祈り家族がいたけど、こう見てると、神とかっていう軸があったほうが、人間は少しばかり楽に生きられるのかもしれない、と思う。
ちなみに魔界のゲートは天蓋です。
奥のお椅子はたぶん教皇が座るとこ。足は4人のおじいちゃんに支えられてる。
あの、おちゃめな教皇様か。いいな。5€出すから座りたい。
後ろを振り返れば、天使の梯子が美しかったのです。
そう、美しいんです。
この教会も、隅々まで。当然に。
あぁ。麻痺しちゃった、悲しいことに。だから何事も適量摂取と、あれほど言ったでしょう?少し控えないと。
帰りしなにいた人。
この鍵ほしい人、この指とーまれ。
世界で一番小さい国の
イタリアはローマに来たら行かずには帰れないとこ、あるよね。そうです、今日はそこに行くのです。
バイ ダ サブウェイ。
あのカラフルだったテルミニ駅から乗ってオッタビアーノ駅に降りる。8時前だけどそこそこ降りる人いるね。
ローマの地下鉄は中心のテルミニ駅でクロスするA線とB線があって、
こんな感じで夏の間は、なのか、ちょくちょく止まる。これに気をつけないと乗り放題チケット持ってても使えないからね。わたしたちも数日ずれてたら危なかった。今思えば、ストライキにも合わなくてラッキーだったな。
さてオッタビアーノ駅に着いた。ここで降りる人たちの行き先はもうあそこしかないよね。ええ、バチカン市国です。
うわーもう人いっぱいいるー。急ぎます。
途中にあった門。バチカン市国民しか入れないエリア。うーん、気になる。けど先を急ぎます。
"国境"にはあんなしっかりと門があったのにこっち側は案外あっさり入れるんだな。
ということであっさり入国でーす。ひろーい。
おっきいオベリスク。
噴水と、たぶんあれが目指してるもの。本日のお目当て、サン・ピエトロ大聖堂。カトリックの総本山。日曜には、かの有名なローマ教皇がミサやるところ。
ゲートがあるのでこちらから。
空いてるーラッキー!夜は21時ごろまで明るいローマ。きっとみんな朝に弱いんだなー。しめしめ。
これが数時間後にはテーマパークのように行列になると思うと眩暈がする。
わずか数分でゲート通過ー。
荷物チェックもあります。見てるのか見てないのかわからないレベルで。
これが教会かぁ。ヨーロッパのいわゆる教会って雰囲気じゃなくて美術館みたい。
建物上部にはたくさんの像がいる。キリストの使徒だって。実は5、6枚前の回廊みたいなところの上にもびっしり立ってる。視線の先はオベリスク。
ファサードの真下。天井までいちいち綺麗だよな。こんなのずっと見上げてるとだんだん具合悪くなる。スタンダール症候群っていうんだって。へぇー。
さてー、いよいよ中へ!
ん、誰かいる。
門番!!オシャレすぎませんか?ディスプレイなのですか?急に催したときどうするんですか?
ジェラテリアと自炊
朝ごはん。焼きそば。日清なんですよ。貴重な。まさか、まさかね、こんなにヨーロッパにカップ麺売ってないと思わなかったの。これはたしかスペインで見つけて買っておいたもの。ただ、泊まる場所には意外とお湯のある環境ってなくて、食べる機会もあまりないままローマまで来た。
テリヤキ味。日本の味っていうとテリヤキ味ってイメージがあるみたい。
こちらはオリジナル。普通のソース焼きそばだね。
まぁびっくりするほど少ないんだが。こりゃにーちゃん一口やでぇ。美味しかったけど。
さて、腹ごしらえが済んだところで散策です。イタリアといえばジェラートよ。ジェラート食べたい。
細道をぬってしばらく行くとアイスカップ持った人がちらほら。そろそろ近いぞ?
あったー。お目当てのお店。じょりってぃ(Giolitti)。人気店で並ぶらしいから早めに行ったらそこまで待たずに買えた。
洋菓子店なんだね。ジェラートだけじゃなくてケーキもあるんだな。ふむふむ。
ジェラートメニュー。口コミを調べて評判の味を選ぶ。
ピスタチオとかメロンとか?フルーツが人気だった気がする。
これはたぶん桃とかメロンとか。わたしはやっぱり有名店のここが、素材の味しっかりしててフルーツそのまま食べてるみたいでさっぱりと美味しかったかな。
座ってゆっくり食べたかったけど、イートインコーナーのテーブル席はジェラート以外のものを注文しないと座らせてくれないようでシッシと追い出された。そーか、だから外に立ち食い客がいっぱいいたのか。けちー。
食べ終わったのでお散歩。
ナヴォーナ広場に来た。噴水が気になる。
噴水ってやっぱり
やっぱりみんな
みんな"戻して"るんだよなぁ。
さて2軒目です。
フリジダリウム。『Frigidarium』。
見覚えありますか?
前日歩いた古着屋通りで観光客っぽい人たちが並びに並んでいたジェラート屋さん。ダメ元で来てみたら、なぜだか今日は空いている。これは入るしかないと思うの。
好きなアイスを選ぶと、チョコのコーティングをしてくれると言う。ホワイトかブラックかで選んだら
こうなりました。カッチカチや。2€は安いね。
あぁでも全部チョコになっちゃったからもうなんの味のジェラートにしたのか全然わからない。美味しかったと思うんだよ。たしかね。
食べてる間にまたこんな並んでた。偶然だったのかー。ラッキー。
さて、場所を変えまして、ここは見るからに怪しいお店。が、中に入ると
あるんです。
ちゃんと。
祖国の食材が。ここアジアンフード店なんです。
米も!高いけどね、そりゃぁ。まぁつまり恋しくなったわけです。ホームシックです。
ということで
祖国の敢えてお隣の読めないしなんかよくわかんないヤツを!
それっぽく作って!
あきたこまちを炊いてカレーライスさながら!さぁみねこ!どんな?どんな?
みねこ「不味くはない。汁要らない。回鍋肉にしたかった」
味はご想像にお任せしときますね。
おまけの夜サンポ。
あの階段。
夜は取締りないらしい。こういうところやっぱりイタリアよね。
あの泉。
相変わらずの人気ぶり。この中にスリは何人いるんでしょうか。
あの噴水。
彼らは休むことなく
1秒たりとも休むことなく。
古着屋通りを抜けて
お腹もいっぱいになったので、お散歩再開。
小道をひたすら歩いていきます。
イタズラとか
落書きまでもがオシャレに思えてしまう、ここは古着屋通り。
ワンピースいっぱいの古着屋とか
雑貨も豊富だったり
スポーツ系だったり、値段もまぁまぁする感じだったけど、見て楽しめればOK。
店主のおじいちゃんが店前にどっかっと座ってるここはオシャレな古着屋だったけど、それより気になる隣の列は…
ジェラテリア〜。すごい列だね。暑さのせいだけでなくたぶん人気店なんだな。でもこんなに待てないね。
先に進みます。
インテリアのお店もオシャレだったなぁ。見て欲しくなっても持って帰れないから眺めるだけ。
お、ここはお土産屋さんだな。どこかでサングラスを壊したかなんかで持ってないみねこ、安いので店頭のラックにあるものを物色です。
これがいいか
これがいいか
うーん、迷うけど
安いし、ま、これでいっか。
気がつけば古着屋通りの端に来ていて、川向こうに要塞のような建物が。調べてみると、サンタンジェロ城とな。お城かぁ。
2世紀に皇帝のお墓として建てられたサンタンジェロ(聖天使)城。その後、教皇の避難所として使われたり、要塞や監獄のときもあったのだそう。やっぱ要塞だったのね。
お城の目の前、像が立ち並ぶ橋は美しく、モデルさんの撮影スポットになってたり
ウミネコさんの休憩所になってたりした。
踏み付けられし男。
お城は営業終了で入れなかったので橋の下に下りてみる。
ウミネコの幼鳥がいた。
まだまんまるおめめで可愛い〜けど
みねこに追われて終了した。
駅周辺に戻ってくるとすっかり日は落ちて
近未来的なテルミニ駅でした。
紫とはなかなか。
人気店でローマを喰らう
イタリアは首都ローマ、お散歩してたら小道に入りこんだ。
で、気になるお店が。お腹空いたからごはんにしよう。
入ると店内満席!これは人気店だ!
しかもとてもオシャレ。
予約なんてしてないけど、なんとかまだ席が空いてるようでラッキー。
見世物のような席をゲットしました。
日本語メニューくれたので、観光客がよく来るのかな。
料理を待ってると、あっという間に待ち客が。そしてその待ち客にワインを振る舞う背番号5番。ワンダフルサービス。
さて料理が運ばれてきました。
これはたしか、ブルスケッタのトリオ。
これはたしかユダヤ風アーティチョーク。アーティチョークって植物なんだね。初めて知った。なんか、パリパリサクサクな食感だった。
どれもとっても美味しかったし、とっても味が濃かったです。水をおくれ。
出てくるサービスワイン。水を…。ごっつぁんですけども…。
さてお次はデザート。
店前のおじちゃんがいい雰囲気のこのお店。
ここもティラミスね〜。
ティラミスたくさん。おっきいのとちっさいのがあるんだね。
なんか、巻き菓子。こちらも大小ある。
小さいほうのサイズのティラミスと巻き菓子にした。ティラミスのカップはチョコでできてるから一口ポイーで食べられる。ごちそうさま。
あ!TWO SIZESってそういうこと!今わかった!
ウミネコ撮影会@エマヌエーレ2世記念館
ローマふれあい街歩き。小腹が空いたのでなんか食べたい!イタリアだし、やっぱりピザかな!
ピザ屋はけーん。
いろんな種類のピザ
値段もなんにも書いてないけど
やっぱり定番のいってみますかねー
計りで値段が決まる。
5.5€。高い。チンもしてくれてあったかい。けど高い。パンがしっかりしてました。味は、うん、わたしはパステルの食べ放題ピザのほうが好きかな。
さて、街歩き再開です。
なんか、街のいたるところ綺麗だな。
教会みたいなところもオシャレ。
ここはなんと大学でした。
広場に出た。なにかとっても大きな建物発見。
無料みたい。柵の隙間から中に入るとたくさんの観光客。
階段を登るとみんな写真を撮ってる。えまぬえーれ2世の騎馬像だって。おっきいねー。だれかなー。
サルデーニャ王国最後の国王であり、後のイタリア王国の最初の国王だって。そしてここがその国王記念館。そんなの今知ったよ。
ふと視線を感じて見ると
ウミネコはもれなくこの国にもいた。
とても凛々しくてカッコいいので、しばし撮影会。
モデル立ちウミネコwith教会と工事現場。
イタリア産ウミネコ。
横を見るとまた遺跡のようなものが。ウラヤヌス市場だって。市場なのかぁ、あれが。
ということで
そしてさらに横を見ると、なんとコロッセオ。見えちゃってる。
そして手前の広場みたいなところがフォロ・ロマーノ。こんなにいろいろ見えちゃうのね。
それならば
ウミネコwithコロッセオ。撮れ高おっけーでーす。おつかれーしたー。
上から見たローマの松。素敵でした。
せっかくなので最後に国王記念館の中で涼ませてもらいます。
なんか秘密の地下道みたいなとこ通ったりしたんだけど、無料の美術展やってたので見学。
体育座りの女性や
体育座りの女性を見てきました!
なんかよくわかんないけど、イタリア、すごい。