*閲覧注意*ブケリア市場巡り
引き続きバルセロナ街歩き。
ほとんど観光客なのかな。人がいっぱい。
お菓子屋さんのドーナツケーキ。めちゃくちゃ甘そう。
市場に着いた。ブケリア市場。人はいっぱいいて辟易するけど、お腹も空いたのでごはん食べれるところを探します。
野菜。ズッキーニ大きい。けどすぐ食べれるのがいい。
フルーツ。色とりどりで眺めてるだけでお腹いっぱい。ごはん屋はどこだ。
いろんなお店があるなぁ。
魚介。
加工肉。
牛かヤギ屋さんかな。一頭丸ごといろいろ部位わかりやすい。
ハチノスとか〜、タンとか〜
バイオハザード。ごはん屋はどこだ。
ありました。市場の一番左奥。『Moltbo』
美味しいパエリアが食べたいです!一人前、エビは10€、チキンは9€。チキンにします。
これ美味しかったぁぁぁあぁ。まさかの立ち食いそばならぬ立ち食いパエリアだったけど。
食べてる間もずっと混み合ってました。
次はカウンターレストラン。シーフードサラダと
レーザーシェル。日本名マテ貝。う〜ん、生臭かった。このソースは美味しかった。魚介の英語名ってほんと見たまんまで面白い。魚よりは畜肉文化だもんね。
ここは感動する美味しさではなかったのでお店の名前は伏せます。(忘れた)
食べ歩きイベリコ豚。完全にお酒のつまみでした。
アイスが食べたかったけど、市場が広すぎてお店を見失い、少し離れた通りで買って
座れるところを探します!バルセロナは碁盤の目になっててわかりやすいっていうけど、ランブラス通りエリアあたりは道が曲がってて迷う。
見つけたここのカフェ『Books & Co』ガラガラだけど奥に進む。
ソファ発見!最高です。暇そうな店員の視線を無視して、というか寝てたので気づかず、ここに3時間居座った。
元気が出たので街歩き再開。
怪しいマスコット発見。
凛々しいアヒル♀がいた。
広場に戻ってきた。
ネズミ♂は中の人休憩中だね。
自由の街バルセロナ、今日もいい天気です。
バルセロナぶらり街歩き
グエル公園、ベンチでのんびりしてたら睡魔が襲ってきたので終了です。朝ごはんを食べる!
少し下りたところにある、『BAR CASI』。窓のような入り口で歩いててすごくわかりづらかった。
地元の人が利用してる感じ、いいね。お店の人も英語で説明してくれて優しかった。
スパニッシュオムレツ。ズッキーニ入りとポテト入り。パンコントマテはサービス。ここのお店美味しかったなぁ。冷めたオムレツですら美味しかった。本当の狙いだったフードメニューは13時から。それは待てません!でも食べたかったー。それぞれ8€くらいだったから安くはない。
しばらく歩いて見えてきた。
モザイク画が綺麗で美術館のようなここは
『サン・パウ病院』。世界でもっとも美しい病院と言われ、世界遺産で10年ほど前まで実際に稼働していた病院。現在は隣接する新館が使われています。
病院を作るためにここまでするのか、というほどの壁画と彫刻。
この建築物はリュイス・ドメネク・イ・ムンタネーというガウディのライバルであり師でもある建築家が手がけています。完成までは25年かかり、イさんが亡くなったあとは息子が後を継いだそう。
この建物は管理棟で、中に入ると病棟や手術棟などの立派な建物と綺麗な庭園が広がっている。それらは「建築の力で患者を治す」をテーマにつくられた広々とした空間で、イさんは数々の装飾に人を癒す色の黄色やピンクなどを多く取り入れている。らしいけど、入ってないのでわかりません!
ただ、この病院を実際に利用していたのは、自宅に主治医を呼べない貧困層だったというから驚き。グエル公園と正反対。こりゃ治ってもまだどっか痛いとか言っちゃいそう。
ガウディに比べてフィーチャーされてないのか、全然並んでなかったし有料だけど入っておけばよかったな。眠くなければ…!!
この病院は交差点に面していて、45度の角度で建っている。その向いた先にはガウディのサグラダファミリアが見える。この先の通りはガウディ通りと名前がついてるらしいけど、その雰囲気は通ってないのでわかりません!
なんかの銀行。
広場に来た。オシャレな路上演奏。椅子に収まりすぎてるトランペッターがどうしても気になってしまい、演奏が印象に残らないアーティストでした。
そんな彼らの後ろにはなんだか立派な、たぶん教会。
何枚撮っても下手な合成写真のようになってしまう教会。たぶんすごい教会。入ってないのでわかりません!
少し進むと、ピカソの壁画。こんなに街に溶け込んでるようでいて完全に浮いている。みんな素通りなんだなぁ。
ブランドショップが並ぶ小道を抜けると
古い感じの水場があった。みんな平気で水道水飲んでる。バルセロナは水道水を飲む人もいるんだな。わたしはペットボトルの水ですら合わなかったけど。
みねこはここで、文字通りの足を洗います。
工事を避けて観るグエル公園
サグラダファミリアの余韻が抜けないままの早朝。
朝6時半ともあってほとんど人がいない。さすがバルセロナタイム。
学校の脇を登って行って向かうは
グエル公園。東側の入り口。地下鉄降りて15分ほど歩いてきた。
ここはお金持ちのグエル伯爵とガウディの自然を愛するふたりが、自然の中で暮らす高級住宅街を作ろうとして未完に終わり、その後、市が買い取り公園に姿を変えた場所。
中は広い。中心のベージュのエリアが有料エリア。10€。しかーし!営業時間外は無料で入れるのでオープン前の早朝に来た。
今思えばこんなに可愛い空間なのに
当時は、ふたりの進みすぎた発想が理解されず、住宅はグエル伯爵とガウディ、あとひとりが購入しただけだったそう。
そのガウディ宅は今は彼をもっとよく知るための美術館になってます。入ってません。
この公園、小高い丘にあるので、バルセロナの街を一望できる。もちろんサグラダファミリアも見える。家が売れなかったのは、ここまで来るのに不便だったことも一因なのだそう。
この時間帯は観光客も少ないからゆっくり見れるからいい。あとそこまで暑くない。
斜めの列柱の回廊!前撮りしてる人がいた。グエル公園で撮るなんてオシャレやね。
平衡感覚おかしくなる。
見どころはこっちだけど
朝は外側のこっち向きのほうが綺麗だと思うの。
写真撮ってても絶対どかないポッポ。
近づいても動こうとしない、営業開始まではゆっくり寝かせてほしいポッポ。
ガウディの独特な世界観はジブリのよう。いや、ジブリがガウディの世界観のようなのか?
お菓子の家。今は守衛所。
こちらは中も見学できる。
入らなかったから中はわかりません!
細かいところまでオシャレ。
中央の階段。上が工事してるんだよなぁ。
トカゲ!日中はこのトカゲと写真撮りたい人たちがわんさか来るのだそう!そう思うと、なかなかいい顔してるよな。
これが貯水槽かな。ガウディはデザインだけでなく、機能性も考えて設計してるからすごい。
トカゲの奥にはたくさんの柱たち。市場にする目的でつくった空間なのだそうだけど、ここも工事で、写らないように撮ると残念すぎる写真に。
モザイクなんかオシャレ。太陽?
この上は広場になってて、工事してたのでとにかく写真撮ってない。ここの雨水はマーライオンみたいな排水があって、それで下に貯めるんだなきっと。
ゲートができた。そろそろオープンだ。無料の時間帯に入ればそのまま出るまで無料だけど、お腹空いたので撤収です。
とても眺めは良かったのです。
鐘鳴るサグラダと美味しいシーフード
サグラダファミリアから一本入ったところ
賑わってるお店見つけた。『La Paradeta Sagrada Família』
魚屋さんですね!バルセロナといえばシーフード!入店します!
まずカウンターで食べたい魚介を選ぶ。グラムで値段が決まる。焼いたり揚げたり、とりあえずいい感じに調理してくれる。希望の調理法を伝えてもOK。わたしたちはこだわりもないので、全部お任せ。
魚いっぱーい。
貝もいっぱーい。ムール貝こんだけ黒いのたくさんあると、ちょっと食欲失せるな…。
22時も過ぎているのに店内は満席!バルセロナタイム、まだ馴染めない。
レシートに書かれた番号を呼ばれたら取りに行く。34って書かれてたのに「トゥエンティフォー」って呼ばれててずっと気づかなかった。もしかしたら「トゥルーティフォー」って言ってたのかも。わかりづらい。
ゆでダコのオリーブオイル和え。
エビの素揚げかな、あとホタテバター焼き!かな。
選んだのはベタだけど、どれも美味しかった〜〜〜。隣の席の女子たちのイカがこっちと違う感じだったから、気になって見てたら一口くれた!よくわからなかったけど美味しかったラッキー。
タルタルソース頼んだのにずっとくれなくて、最後に言ったら忘れられてた。タルタルソース美味しかったイカリングにつけたかったー!!
トータルふたりで40€いってたかな?魚介なので少し奮発。だけどすっごい美味しかったからオールオッケー。
鐘塔内で聴いたサグラダファミリアの鐘がもう一度聴きたくて、バルセロナ最終日に再び訪れた。
21時の鐘を聴くために。12時17時21時に鳴る鐘は今は受難側の鐘塔でしか鳴ってないので聴きたい人は注意。わたしは生誕側でスタンバってたので失敗しました。
実は、ガウディは大の音楽好きで、サグラダファミリアも巨大な楽器と見立てていて、鐘塔があるのもそのため。音がよく響くように設計されていて、今はまだスピーカーの鐘も、いずれ84個の鐘を吊るす予定で、ガウディはその楽譜もすでに用意していたのだそう。いつかバルセロナの街全体に響き渡るメロディーが聴ける日が来るのかな。
夜のサグラダファミリア。
この時期は22時にライトアップ。意外と時間通りで点いた瞬間、いつの間にかいたツアー客の歓声が上がった。点く瞬間、動画で撮りたかった…。
池に映る姿も美しい。
また、来ます。ガウディの壮大な夢、サグラダファミリアが楽器になる頃に。
批判を乗り越えて【サグラダファミリア】
反対側に来ました、『受難のファサード』。お初にお目にかかります。
大きくてiPhoneじゃ写りきらない。見えてないけど左下からS字の順番で、最後の晩餐からイエスの磔刑、埋葬までの彼の受難を表現しています。
生誕のファサードに比べ、「生と死」の対照的なシーンとはいえ、あまりの違いに見た瞬間ショックを受けた。ガウディといえば、なめらかな曲線が特徴なのに、かなりエッジの効いたデザイン。そしてこのシンプルさ。受難の厳しさが伝わってくる。
こちらを手掛けたのが、スビラックスというカタルーニャの彫刻家。彼はガウディの弟子ですが、この作品はガウディの原案を大きく変更しているのだそう。あまりのシンプルさに「教会にふさわしくない」との意見もあるんだとか。生誕のファサードの彫刻を手掛けた外尾氏も反対したうちのひとりで、賛否両論。しかし、大批判を浴びたスビラックスが言った言葉は「批判は過ぎていき、作品は残る」。変更の根拠がどうあれ彼の強い信念が窺えます。
骨をイメージしてます。そう言われると肋骨のようにも見える。外側に張り出した支柱はガウディの原案通り。
ちなみに、上〜のほうに金色のちょこんと座ってるのは昇天したイエス。受難の中にも希望はある。
彫刻群の中にちょっと変わった魔方陣がある。
クリプトグラムといって、縦横斜めどこを足しても33になっていて、これはイエスの処刑された年齢なのだそう。
最初の写真に写りきらなかった受難の最初のシーン「最後の晩餐」。イエスが裏切り者がいることを告げるシーンなんだけど、ガウディのオマージュとして、この中のひとりがガウディの顔になっているのだとか。特徴もなくてどれだかわからない。
地下博物館にあったガウディ。ん〜、やっぱわからんわ。
とてもシンプルな門。殺伐とした雰囲気は伝わってくる。ガウディは教会を「貧しい人々のためのものでなくてはならない」と考え、この教会自体を「読んで」もらえるようにつくりたかったのだそう。教会全体が石の聖書、これならたとえ聖書が読めなくても「読める」。
こちらのサイドは出来上がってる。だけどなんか味気ない。新しく完成した部分は、時間短縮と製作費の都合で石ではなくコンクリートでつくっているのだそう。そのせいか。ガウディはすべて石でつくりたかったようですが…苦渋の決断だったろうと思います。
ただ、おかげで劣化も早く、すでに修復をしながらの作業で、建設途中で修復が必要な珍しい建築物となり、これは皮肉にもガウディが元々「つくり続けることに意味がある」とした意向通りになってしまっている現実。
かつての足場ってどんな感じだったんだろうと思ったらこんな感じだったようです。コワス。
そして正面の『栄光のファサード』の未完成具合!これ、ほんとにあと7年で終わらせちゃうの?
ずっと横顔を見ていた【サグラダファミリア】
う〜ん、おっきい。こちらの門は3つの門から構成されてて、左から養父ヨセフを象徴した「希望の門」、イエスを象徴した「慈悲の門」、聖母マリアを象徴した「信仰の門」、らしいんだけど細かいことは難しいので、割愛!すっごく詳しく解説してる人がいたので興味ある人は調べてくださいな。無駄なものは造らないガウディ、ひとつひとつのものすべてに意味があるようです。
気になったこの写真中央右側、足の部分が白くなってるところは、大雨で折れたところを修復したのだそう。
この右の人の腕もそうみたい。
これらの彫刻はなんと日本人で専任彫刻家の外尾悦郎(そとおえつろう)さんが手がけているのだそう。ガウディ没後にスペイン内戦で損傷した彫刻は彼が修復し、その後の2005年に世界遺産になったって、意外と最近だ。
これらの彫刻たち、どこから見ても同じように見えるように、上に行くにつれて大きく造られているのだそう。たしかに、こんなに大きかったら同じサイズでつくってたら見えなくなっちゃうな。
わたしが一番気に入ったのが、少し遠いところから撮ったこの写真の糸杉の下にいる白いペリカン。原始キリスト教のシンボルで、「ペリカンは、食べ物が無くて子供が飢え死にしそうになると、自らの胸をくちばしで引き裂いて子供に血を分け与えた」と言う言い伝えがあるのだそう。
このペリカンのシンボルは間近に立つと見られない配置にしてあるんだとか。「本当に大切なものは、身近にいる時には見えない」ことを暗示していて、家族愛も母子愛も、遠く離れた時に初めて感じられるのが真理だからってエピソード。好きです。
彫刻の下は扉部分、
カラフルになっていて
昆虫がたくさんいる!トンボとかテントウムシとか、探すの楽しい!
閉館後に撮った写真、赤い部分はヨセフとマリアのJとMでイニシャルになってるんだって。可愛い。
サイドです。
よく見ると手前の三角屋根、右から2つ目と3つ目で形は同じなのに明らかに質感が違う。これはガウディが一代で完成出来ないことを見越して、「こうやってつくるんだよ」って途中までつくったのだとガイドが言ってたと思うんだけど、このエピソードに感動。
反対側。わたしのこの感動はもう言葉では言い表せないです。(語彙不足のため)
ふと視線を下に落とすと、観光客を温かい目で見守ってる人たちがいた!現場の人たち、休憩中かな。ああいう格好してると工事のおじちゃんって感じするけど、建築家であり芸術家なんだよな。
あ、お仕事中の方たち、こちらにたくさんいました!今はこの後ろを造っているんですね!
わかりやすい模型です。グレーの部分がすでにできているところで、黄色い部分が未完成部分。こう見ると、まだまだ先は長い気がする。今はきっと右下の黄色い部分をつくってるのかな。
反対側の受難のファサード。
びっくり、栄光のファサード側。全然出来てないし、これが本当の正面だって、恥ずかしながらわたし今回初めて知りました。有名すぎる生誕側って右側の側面だったのねー。
すべて完成すると一番高い塔の高さは172mにもなるのだそう。高い。
今でももう十分高いのに。