博物館、アヤソフィア
イスタンブール最大の見どころ、アヤソフィア。こういう形のモスクは現在も増えていて正直どれも同じに見えるし、未だにそれぞれの違いはわからないけど、ここは博物館。歴史が見れる。
並びます。オープン少し前に来た。チケットは開いてから中で買えるらしい。ほんとはブルーモスクあたりでもチケット買えるらしいけど知らなかった。どっちにしろオープンまで並びます。日差しが強いので日傘必須。
チケットを買う場所は二ヶ所あった。みんな前の人についてって奥のチケットカウンターに行くから手前のカウンターで並ばず買えた。60TL。カード使えた。
横から入ります。ふと見上げると
う〜ん、工事の予感。下を見ると
遺跡っぽいものの向こうに、う〜ん、工事の予感。
廊下みたいな部分。あ、金箔の感じ!ビザンチン!ビザンチン感がある!!
柱。なんかハートのデザインって新鮮だな。ありそうでいてないような気がするけど、実は結構あるのかもしれない。(知らない)
中に入ります。
うぁーお。なんだかよくわからない。とにかく目に入ってくるのは
丸い看板。
丸い看板。これ木でできてて、すごく即席感ある。ミミズ文字はまったく読めないけど、たぶん「安全第一」とかって書いてあるんだと思う。
そんな看板を見上げながら、ふと反対側を見ると
あぁ!!やっぱり!!工事です!!やーっぱり工事です!!ありがとうございます!
で、ここが一番奥の祭壇部分。上に彼がいるね。
これが、かつてここがキリスト教会だったことの証し。でもここトルコは多くの人がスカーフを頭に巻くイスラム教。
下を見れば、ここがイスラム教のモスクであった証し。教会に置かれる祭壇とはまた違う雰囲気。これの位置が少しだけ中心からズレているのは、たぶん「あ、メッカの方向こっちだったわ」ってなったからだと思う。
っていうのは半分嘘で
ここはかつて教会だった建物が、オスマントルコの侵略によってモスクへとリフォームされたから。取り壊さずに再利用したのは粋だ。かつてモスクを作ろうとした人もこの教会の素晴らしさに気づいていたんだね。
右脇にあったトリックアートな階段。
まぁ本物の階段です。Mステみたいな感じかな。
1階が混んできたので2階へ上がります。この石ツルツルすべる。このなだらかなバリアフリーを何周もする。
はい!2階からの景色です!すごい、宴会場みたい!
あぁそうだった!!工事です!!
半分工事です!!ありがとうございます!!
天井にはいろんな絵が描かれていて
えーっと、これは、天使です。顔っぽいとこだけデコボコシールみたいになってる天使です。6枚の翼を持つ神の使い。いわゆる、神様のパシリか。
看板の裏、見えた。木。
2階ではこんなモザイク画が見れる。イエス・ボーイ。これはもちろんキリスト時代のものでモスクになるときにすべて漆喰で塗りつぶされたのが、博物館になるときに剥がされたらしい。綺麗に剥がすの大変だったろうなー。
ここにもいるね。似てるけどまた違う。
真ん中はもちろんミスター・イエス。でもこの見どころは両側の人物で、まず右側の女性。ゾイさんっていって、皇帝の娘さん。息子がいなかったため彼女の夫を次期皇帝にしたんだけど、初代はゾイさんの浮気の後に殺され、成り上がった浮気相手はほどなくして病死、仕方ないので再々婚した相手が左側の男性。なんとまぁ。
興味深いのがゾイさんの初婚が50歳だったということ。
再婚を繰り返してる間に60歳にはなってたはずなのに、とても若々しく描かれてる。ゾイさんは70歳になってもシワなく美しかったって記述もあるらしいけど、まぁ忖度だと思ってる。
そしてもうひとつ面白いのは、反対側に描かれている皇帝は3番目の夫で、夫が変わるたびに顔だけ描き換えられていて、体は初代夫のままだということ。あなかなし。絵師、めんどくさかったのかね。
あ、さっきの絵、横にもうひとりいたんだ。
ほかにも、剥がされ方がリアルなモザイク画もあったけど、どれもとにかく金ピカ。すごいねー。
たぶんこんな感じだったよっていう絵。
あと、何気なく歩きながら見た窓は
絵だった。巧妙だ。
気が済んだので、もうひとつのスロープから降ります。こっちはこっちでまた石畳の感じが違うな。
こう、柱や壁もよく見るといろんな種類の石が使われてる。
その模様が柄になっててとてもオシャレ。すごいなー、昔の人。
さて、見納めして出るか。
これが出口かな。なんか鏡ついてるし、みんなこっち向いてる。
振り返ったらとどめのモザイク画。ここにもあったのねー。忘れずに見て帰ってー!っていう出口の鏡の存在は、いとかなし。
最後にまた工事でした!ありがとう!
教会からモスク、そして博物館へと移り変わってきたアヤソフィア。すんばらしい。ごちそうさまでした!