ただ、ホテルに行きたいだけなのに
エジプトのビザ。入国審査で必要になる。カウンターで25ドル渡すと間髪入れずにポイっと出てくる。パスポートの確認とかもない。エジプトのとりあえず金出せスタイルはもうここから始まっているんだな。
と、ここで猛烈に後悔!!まず最初に入手しようと思っていたSIMカードはオレンジで買おうと思っていたんだけど、お店がない!どうやら中でしか買えないらしく、もう入国してしまったので逆走は不可能。ネットが繋がらないとなにもできない。今思えば到着ロビーにあったボーダフォンで買えばよかった。そのときはもう繋がりやすさを優先しての脳内オレンジ一択だった。
到着ロビーに入るや否や、ソッコーで「どこに行くんだ?タクシーか?俺は空港スタッフだ、安心しろ」と話しかけられる。始まった!!そう、ここは世界三大ウザい国のひとつ、エジプトである。
空港からダウンタウンまでウーバーで7ドル程度で行けるところをまず25ドルでふっかけてくる。長かったー、料金の攻防。相場7ドルの情報もあとで調べてわかった話、ネットなくてもいいように本体に保存しておくべきだった。
長時間フライトでぐったりしてる中、ネットなしの何も調べられない状況で、10ドルまで下げて、税金で1ドルずつ必要だ!とか最終的にチップ含む13ドル。
このオヤジ。おめーの顔は忘れねっぞ!ってカメラ向けたら瞬間ポーズ決めた。コヤツ、慣れておる。
13ドルを支払ったドライバーはまた別の人で、これまた車載ナビもなければ地図アプリもない、乗ってから「その住所は知らない」ときた。エジプト、そう易々とホテルには辿り着けない仕様です。
とはいえなんとかホテルの前まで送ってもらった。
道中観光案内してやった、ホテルに電話して道聞いてまで連れてきてやった俺はグッドドライバーなのにチップはこれだけかい?だと?ドライバーなら地図くらい持て!税金はたぶんハッタリだった。もういい。
2泊するホテル。ビルだけど、そういえばオーナーに何階か聞いていない。
怪しさ満点のビルの中に入るとエレベーター、自分で開けるスタイル。箱が到着したとかのアラームもなく、感じるのみ。
スリル満点のシースルー。
ボタンが5つあるからとりあえず上からひとつずつ潰していく。これまた自分でドアオープン。
どれも降り立ちたくない怪しさ。ホテルの名前も見当たらず結局グラウンドまで来てしまった。たまたま下にいた兄ちゃんが案内してくれる、とか言って一緒にエレベーターに乗り込もうとしてきて、ノーセンキューすごいしたのに結局付いてきた。どんだけチップ請求されるんだ。
5階。え、ここなにもなかったのに。でもここだって。出てみると小さな看板と共に階段が。
これは分かりづらい。さらに上階があったのね。兄ちゃんはチップを要求することなくそのまま下がっていった。いい人だったのか。
ホテルの看板。安心する。
やっと見つけたーーーー。
窓なしロビーからの眺め。カイロ到着からの1時間半で精神的にも体力的にも擦り減った。2ヵ国目にしてハードモード。