安くて美味しい肉を求めて【Ortaklar Kebap Lahmacun】
暑いです。地下神殿とのギャップにやられてます。後ろに見えるのはアヤソフィア。
長蛇の列!アヤソフィアはイスタンブールの中でも超有名観光名所。並ぶのも仕方ないけど、やっぱり並びたくない!対策を考えます。
とりあえずランチしたいです。美味しいものを…。安くて…美味しい…。
歩いてるとやたら目につく絨毯。この他にも絨毯のお店はたくさん。これは売り物なのか?毎日飾ってあった。トルコは絨毯推しなんだな。
来ました怪しいお店!ここを目指してきたのにいざ店の前に立つと怪しすぎて入店に躊躇する。なぜか、なぜかエジプトのコシャリを彷彿とさせる佇まい。でも、ランチタイムを外した15時頃でも人が見える。意を決して入店。やけに愛想のいい多すぎる店員たちに2階へ上がれと促される。
メニュー。思いがけずに、ここで工事してないブルーモスクが見れた。ありがたいことです。
ここの価格帯、評判通り。20TLは400円しないからね。
安くて旨い肉を食わせろー!!ということでチキンステーキをチョイス!あと食後にターキッシュコーヒーやなー!
まず運ばれてくるパサパサなパンと謎ソース。ピリ辛トマト味かな。
まさかの食前コーヒー。たしかに食後と言わなかったわたしが悪いです。
ターキッシュコーヒーは砂糖と粉末状のコーヒーを水から煮出していく淹れ方らしいんだけど、上澄みだけを啜るとか知らなくてガブっといって粉が口内に広がり不快指数3。コーヒーのことはよく知らないけど甘々濃厚です。アメリカンのうっすいやつをおくれ。
そしてメイン来ました。このボリュームで500円ほど。安い。お肉の下敷きになってるのは麦ご飯みたいなもの。プチプチして好き。お肉はさっきのピリ辛トマト的ソースと一緒に食べて美味しかった。にんじんはちょっと土臭くて甘い。
食後にまたチャイ!信じてるけど念のためフリーか確認した。
そういえば地元っぽい人がアイランをお供に食事してた。やっぱ飲むんだなぁ。無理。
退店後、外から見える厨房。炭火焼き!このガラス熱くて触れなかった。
『Ortaklar Kebap Lahmacun』読み方はわからんけど、アヤソフィアから近いのでスルタンアフメットに来たら最初に訪れてほしいお店。店員がやたらちょっかい出してくるので少しそっとしておいてほしいです。
水はないけど貯水池【地下宮殿】
『MADO』。洋菓子店だけど、食事のメニューがあるようなのでここにした。
2階席からの眺め。この路面電車は2分くらいの感覚で走ってるのにいつも満員。
朝食です。味はトマトとチーズ。温度が良かった。トルコ料理ってなんのことだ?
支払いで、カード払いって言ったら現金はないのか?って聞かれて、ないって答えたら「おい聞いたか?!こいつらキャッシュないんだとよ!ウケるぜ!」みたいな感じで隣の店員と爆笑された。カードは使えました。
食後、街を歩いてたら流暢な日本語でトルコ人に話しかけられた。ゲンキと名乗る彼は、地下宮殿に行きたいならこっちだ。オススメの店はあっちだ。ホテルやってるからあとでお茶しに来いと言ってホテルの方向に去っていった。
ということで、トム・ハンクスの映画『インフェルノ』の舞台にもなった地下宮殿に潜入します。
少しだけ並んで入ります。20TL。現金のみ。
冷んやりする。隔離された空間。
ここは地下宮殿といいながら、貯水池。6世紀頃、東ローマ帝国時代あたりに造られたとされるもの。
貯水池なのにまるで宮殿みたいな造りをしていることから地下宮殿と呼ばれているんだけど
水がありません!
水がありません!
普段は水が張られていて、この照明との反射で美しい光景が見られるはずなんだけど
水がありません!工事中で水が抜かれているようです。でも気温のせいか、人もたくさんいるのに神秘的な雰囲気は感じられる。とりあえず奥に進みます。
人が集まってる柱があった。
泣いてるんだって。
これか。
濡れてるのがわかるかなぁ。この柱だけずっと水が滴っているらしい。まるで泣いているかのようだということからこの名前がついてる。
だが何度も言うように、水はない。
一番奥まで来た。人だかりがある。ここはメデューサを見られるらしいんだけど
あった。これか。横向きに押しつぶされてるのか。
眩しい!
メデューサって、ギリシャ神話に出てくる女の怪物。髪が蛇で、瞳を覗き込むと石になってしまうというゴルゴン姉妹の3女。そういえばドラえもんに「ゴルゴンの箱」っていうのあったな。ここでは石になってるのは彼女のほうだけど。
元々メデューサは怪物ではなく大地母神であったという説があるみたいで
眩しい!!
観光客が代わるがわる写真を撮っていく。ここ暗いから仕方ないよね。
もうひとつあった。なんで横とか逆さになってるんだろう。
ここ地下宮殿は一般公開するにあたって、3年かけて足場を作ったり泥を取り除いたりする改修工事をしてたようなのだけど、このメデューサはその泥を取り除いたときに見つかったのだそうで
眩しい!!!観光客、怪物に容赦なく無数のフラッシュを浴びせる。
混み合ってきたので出口へ向かいます。
暗いからよくわかんなかったけど、
これ、絵だね。ここも奥に続いてるようだけど、さっきからガンガン音がして、この奥は工事の真っ最中のよう。それで水を抜いてるのか。ご苦労様です。
最初気づかなかったけど、入り口近くにそれっぽい衣装を着て写真を撮るコーナーがあった。明るくて雰囲気台無しなのでスルー。
階段上がって反対側から出て終了。また暑い世界へ戻ります。
ブルーさに疑問
トルコの野良犬。
スケールが違うな。吠えることもなく人間優先な態度で飼い犬かと思った。可愛い。
ここトルコは国内最大都市、イスタンブール。その中でも、かつてローマ帝国、ビザンチン帝国、そしてオスマン帝国の首都でもあったスルタンアフメットという旧市街を3日間というコンパクトさで見て回ります。
右を見ればなんかのモスク。
左を見ればなんかのモスク。と窒息しないか心配になるほどうつ伏せのおじちゃん。
ここでみんなお祈りするのかな。
スルタンアフメットという地区名を到着時に空港で知った程度に事前情報を全く入手しておりません。とりあえず世界遺産だというブルーモスクことスルタンアフメット・モスクの入り口を探す。そもそもどれがブルーモスク?青いのどれ?
ぐるぐる歩き回って、結局最初にいた場所の奥が入り口だった。似たような建物がいっぱいあってよくわからん。そして工事の予感。
入るとまず肌の露出が多い人用にスカーフを貸し出す騒ぎ。だいたいのところは肩と膝が出てなければオッケーだけど、ここは頭も隠す。でも男性はやんなくていいらしい。不服です。だが従います。
どれがみねこかわからなくなった。
モスクっていうのは、イスラム版教会のこと。だから無料なのかなぁ。世界遺産なのに。有り難や。
たぶんあそこが入り口。8時半オープンで時間まであと少し待機。並ぶ様子は特にない。
8時半。ぬるっとオープン。順番とかもなく近い人からどんどん吸い込まれてく。周りに倣ってぬるっと入る。
絵です!!やっぱり工事です!!!
こっち側はセーフだけど、奥は工事です!きたきたぁ!
靴を脱いで駅の仮説通路のようなところから中に入ります!
わ〜。朝一なのもあって人もいなくて広々なふかふか絨毯。
見上げると天井までびっしりの壁画が綺麗。
キリスト系の教会の雰囲気とはまた違う趣き。
でも工事です!ほんとはこんな感じだよ〜って絵で描いてくれてある配慮は嬉しいけど、天井も柱もよく見るとしっかり絵。ステンドグラスだけは本物だね。
まぁ、世界遺産を無料で観れてるから文句は言えないよね。
幕張メッセかな?
この大きな柱は
本物のよう。
手水するとこかなぁ。
なんかの部屋です。入れません。
この柵の先はお祈りしに来た人用なのか入れません。なんかさっきからずっと写り込んでる青スカーフの女性いるなと思ったらみねこだった。スカーフしてること忘れてた。
ここは上を見上げる系の世界遺産だ。ということで
見上げる系記念撮影。
ずっと工事してるからなのか、全体像の模型があった。
こんな感じですよー。実際見れるとこは少なくてあっという間。絨毯に座り込んでのんびりしても30分で終了です!でもとにかく無料なので贅沢はいいません。
朝ごはん食べるです!
相場を知ることは大事な判断材料
世界三大料理の国のひとつ、トルコ。
期待です。お腹空いたのでお店を探します!美味しくて安いとこないかなぁ。うーん、どこまで歩いて探そうかな!
ホテル近くで手を打ちました。写真右下の食べてるお客さんに美味しいかって聞いたら「ここいいぞ。俺は毎日食べてる」って言うから入店。期待です!
注文したドリンク。これアイランっていう飲み物。バターヨーグルトだと思っていた。正解はヨーグルトに水と塩を混ぜたもので、トルコではとてもポピュラーな食事のお供。美味しくなさそうに見えませんか?これ、ほんとに美味しくなかったんです。無料のうちに機内で飲んでおけばよかった…。
で、ごはんはこれ。ビーフのケバブ。トルコといえばトルコアイスとケバブだからね。日本ではケバブっていうと、屋台のクルクルするお肉のラップをイメージすると思うんだけど、それはドネルケバブといって、そもそもは焼いたお肉のことをケバブというらしい。手前のはヨーグルトソースかな。味は、お肉でした!
みねこの注文したもの。
メニュー中央の下からふたつめ。写真がよくわからなくてこれにしたら、ピザのような生地で包まれたお肉だった。炭水化物をおかずに炭水化物を食べるという事態に彼女のテンションはだだ下がりだった。
ドリンクメニュー。アイラン、やっぱバターミルクって書いてあるな。まぁ一緒です。アイランに2種類あるのは、自家製か既製品かの違いです。自家製飲みました。
ここは立地もあってか高めでした!観光地価格ね!でも毎日食べに来てる客もいるんだよなぁ?そんなファンもいるのか。
食後に出てきたチャイ。なにこれなんか甘い!でもなんかどっかで食べたことある味!どうしても思い出せなくてお店の人に聞いたらリンゴのチャイでした。りんごかー。そうそう、チャイも日本でいうミルクティーではなく、お茶全般をチャイっていいます。
エジプトやモロッコの名残か、出されたお茶にこれはタダなのかと確認してしまった。ダレモシンジラレナイ。これは大丈夫だったけど。
でも毎日食べてる兄ちゃん、店のオーナーだった。ヤッパリダレモシンジラレナイ。
脱出ゲーム、記録1時間
飛行機、優先で降りました。
トルコ、イスタンブール空港。うーん。広くて綺麗。そして人がいない!さて、入国審査と荷物回収。
えーっと、たぶんこのまままっすぐですね。
どこで曲がるんだろう。
ビジネスクラスの欠点。自分たちがほぼ先頭になるため、迷う。
途中、トイレだと思って入ったところがただの空き部屋だったり、案内が少なかったりしたけど、なんとか来れた気がする。バンコクのスワンナプーム空港のような大きさだ。でもやっぱりたぶんもっと広い。
あー、人増えてきたよ。やっとラゲージクレームか。何レーンあるの?ここだけでも果てしないよ。
なんとか出口を出た。目指すは空港バス乗り場。ここの前を歩いてると、各社のテリトリーに入った途端、おじちゃんたちがセンサーのように"ハローレンタカー"してくる。
申し訳ないのでカウンターから距離を置いて歩きます。いくら広いとはいえ案内通りに行けば空港バス乗り場へはたどり着ける。
ここだ。スルタンアフメット行き。これから旧市街に行きます。この国の通貨はユーロかトルコリラ。18リラはだいたい310円。1時間以上乗るから日本より安めです。
ここまで飛行機降りてから1時間!3時間みてたから早い。
チケット買うのに券売機があるけど、クレジットカード使えるはずのこの青い券売機はうまくいかなかった。仕方なく窓口に行ってカードを出すと、バスへ行けと。チケットが欲しいの!って言ったら、とにかくバスの中へ入れと。
空港バス「Havaist」。綺麗だなまたこれも。
乗ると運転手がいて、カード決済してもらった。そういうことだったのか。いやわからんだろ。新空港、未だにシステム模索中のようです。ここではSuicaのような交通系ICのイスタンブールカードは必要なかった。あっても便利かな。
車内。このバス、日本を含む今まで乗ったどのバスよりも快適だった。特に広さ。見てこの肘掛けふたつを。これがあれば見知らぬふたりが無言の国境攻防戦をせずに済むのだよ。
ほぼ満席になったところで出発。ソッコー寝た。
橋だ。ここまで1時間。2時間ほどかかるっていってたのに目的地まであと少し。なんだすぐ着くじゃんって思ってたら、ここからが旧市街地。渋滞しながら細い道を大型バスがゆっくり進む。
トータル90分でした。
終点のスルタンアフメット、アヤソフィア前の広場に着いた。写真ありません。とにかく早くホテルに行きたい!
広場から徒歩3分のウヤンホテル。ここで3泊、シングルルームを2つとった。歩いてるといろんな人がやたら日本語で話しかけてきた。
約1ヶ月ぶりにお互いひとりの時間をとります。
スタッフのおじちゃんがよくわからないテンションでずっと話しかけてくる人だったけど、とりあえず普通のホテルでよかった。安いホテルはティッシュないのが当たり前だけど、部屋に紙ナプキンもあった。
さて、お腹空きましたよ。外をお散歩しますか。
ビジネスクラスの優越と後悔
濃厚だったバルセロナの滞在が終了。
朝がゆっくりな街。名残惜しいけど次に向かいます。カタルーニャ広場から空港バスに乗る。
バルセロナ・エル・プラット国際空港。大きくて人がいっぱい。
だけどわたしたちはこっち!ファストレーン!毎回このレーンを探すのが地味に大変。
ここだ。誰もいなーい。
誰もいなーい。
ノンストレスでセキュリティチェックを通過ー。このためにビジネスクラスにしたといっても過言ではない。ラウンジで一息。ごはん食べよ。
ごはんコーナー。バルセロナ空港大きいから期待してた!のに!
パンとシリアル以外にはハムとかチーズくらいしかなかった。どうしてなの?朝だから?リスボンのラウンジが恋しいよ?
でもこれー。イベリコ豚のパテ。
なんだろうって取ってきたけど、パンにつけるおかずジャム!これ、美味しすぎた。ブラーボー!
でもあんまりゆっくりできずに搭乗時間。空港が広いからバンコクの空港の二の舞にならないように早めにラウンジを後にした。
ターキッシュエアラインズ。トルコ航空にお世話になります。
きたーーーー。これぞビジネス!エジ航以来のビジネス感!これまで短距離フライトのせいか、エコノミーなシートが続いたから感動もひとしお。
モニターもあるし、足置き!フルフラットになる!ムダに寝れる!昼間フライトだけど!
日本語があって嬉しい。映画観ちゃうよ。
ウエルカムドリンク。これなんだったかな。酸っぱかった。
メニューありました。大変です。ラウンジで文句言いながらも、そこそこにごはんを食べてきてしまいました。
嗚呼、大変です。ただ今激しく後悔しております。向こうにオシャレな斜め帽のコックさんが見えるよ。
選べるメイン、みねこはカジキのなんか。美味しかった。
わたしはニョッキ。うーん。わたしの知ってるニョッキではなかった。
ターキッシュコーヒー。ということでお気づきのように、次に向かう国はヨーロッパから中東に飛んでトルコ!このコーヒーはトルコの独特な飲み方なんだけど、それはまた今度。
今思えば、ここでトルコの飲み物、アイランを飲んでおけばよかった。
上空から見る土地も国によって全然違うな。
3時間ほどのフライト。そろそろイスタンブールの空港に近づいてきた。
なんか、綺麗。すごく失礼だけど、こう見るとヨーロッパっぽくて都会。イスタンブール、都会。砂じゃない。
イスタンブール空港に着陸。なんとかギリギリ『キングスマン』観終わった。公開前の映画も観れる機内でどうして観たことある映画を観てしまったんだろう。とても面白かったです。
飛行機の整列。
みんなターキッシュ。というか、見かける機体がほとんどターキッシュ。
うーん。嫌な予感がしてきた。着陸してから25分コロコロしてる。
イスタンブール空港。今年の4月にアタテュルク国際空港から全フライトが移転して本格稼働。まだ建設中の部分もあって、すべての機能が完全に移転するのはまだ先のことだけど、ここが完成すると成田空港の8倍、世界最大規模の空港になるという。どうしたイスタンブール!
脱出ゲームの予感。
チョコにチュロスをディップする
大事なことを忘れていました。
カタルーニャ音楽堂のすぐ近く、ビア・ライエタナ通りにチュロス屋さんがあって。
美味しかったのでご紹介!!
『Xurreria Laietana』読めません!!老舗のよう。
チュロスなんですよ、とにかく。チュロスをチョコディップなの。チュロス屋さんは街の至るところにあったけど、このお店で食べます!
店内いい感じ。仲良しなのか、お客さんとずっっっとしゃべりながら、汗だくで手際よくチュロスを揚げる右のおじいちゃん。髭が似合ってるな。これは美味しくないわけがない。このおじいちゃんに期待。
チュロスって、まぁ、棒状のドーナツですね。
ハンドルを回すと出てくる生地をチョキチョキ切って油の中へ。揚げたてをもらうので少し待ちます。
数分できました。砂糖ちょっとかけてもらった。チョコはディップ用なので2人でひとつでちょうどよかったかな。カップの端にある袋は追い砂糖で、どんだけ甘党なんだこの国は!!って思ってたらお手拭きでした。失敬。
細いのと一皿ずつ注文した。チョコたっぷりつけます。
んまかったー。チョコが甘すぎなくてチュロスも油っこくない。普段ドーナツはあまり食べないけどペロリです。並ばなかったけど店内はひっきりなしにお客さん来てた。地元のお客さんも来てるようだった。
営業時間短いです。お立ち寄りの際はご注意を。
さぁ、フライトだ。