水はないけど貯水池【地下宮殿】
『MADO』。洋菓子店だけど、食事のメニューがあるようなのでここにした。
2階席からの眺め。この路面電車は2分くらいの感覚で走ってるのにいつも満員。
朝食です。味はトマトとチーズ。温度が良かった。トルコ料理ってなんのことだ?
支払いで、カード払いって言ったら現金はないのか?って聞かれて、ないって答えたら「おい聞いたか?!こいつらキャッシュないんだとよ!ウケるぜ!」みたいな感じで隣の店員と爆笑された。カードは使えました。
食後、街を歩いてたら流暢な日本語でトルコ人に話しかけられた。ゲンキと名乗る彼は、地下宮殿に行きたいならこっちだ。オススメの店はあっちだ。ホテルやってるからあとでお茶しに来いと言ってホテルの方向に去っていった。
ということで、トム・ハンクスの映画『インフェルノ』の舞台にもなった地下宮殿に潜入します。
少しだけ並んで入ります。20TL。現金のみ。
冷んやりする。隔離された空間。
ここは地下宮殿といいながら、貯水池。6世紀頃、東ローマ帝国時代あたりに造られたとされるもの。
貯水池なのにまるで宮殿みたいな造りをしていることから地下宮殿と呼ばれているんだけど
水がありません!
水がありません!
普段は水が張られていて、この照明との反射で美しい光景が見られるはずなんだけど
水がありません!工事中で水が抜かれているようです。でも気温のせいか、人もたくさんいるのに神秘的な雰囲気は感じられる。とりあえず奥に進みます。
人が集まってる柱があった。
泣いてるんだって。
これか。
濡れてるのがわかるかなぁ。この柱だけずっと水が滴っているらしい。まるで泣いているかのようだということからこの名前がついてる。
だが何度も言うように、水はない。
一番奥まで来た。人だかりがある。ここはメデューサを見られるらしいんだけど
あった。これか。横向きに押しつぶされてるのか。
眩しい!
メデューサって、ギリシャ神話に出てくる女の怪物。髪が蛇で、瞳を覗き込むと石になってしまうというゴルゴン姉妹の3女。そういえばドラえもんに「ゴルゴンの箱」っていうのあったな。ここでは石になってるのは彼女のほうだけど。
元々メデューサは怪物ではなく大地母神であったという説があるみたいで
眩しい!!
観光客が代わるがわる写真を撮っていく。ここ暗いから仕方ないよね。
もうひとつあった。なんで横とか逆さになってるんだろう。
ここ地下宮殿は一般公開するにあたって、3年かけて足場を作ったり泥を取り除いたりする改修工事をしてたようなのだけど、このメデューサはその泥を取り除いたときに見つかったのだそうで
眩しい!!!観光客、怪物に容赦なく無数のフラッシュを浴びせる。
混み合ってきたので出口へ向かいます。
暗いからよくわかんなかったけど、
これ、絵だね。ここも奥に続いてるようだけど、さっきからガンガン音がして、この奥は工事の真っ最中のよう。それで水を抜いてるのか。ご苦労様です。
最初気づかなかったけど、入り口近くにそれっぽい衣装を着て写真を撮るコーナーがあった。明るくて雰囲気台無しなのでスルー。
階段上がって反対側から出て終了。また暑い世界へ戻ります。