サハラ砂漠攻略ツアー《前編》
砂漠キャンプも終わり、お次はサハラ砂漠一周ツアー。
午前スタートもあるけど、砂漠キャンプの朝帰りということもあって、午後16時頃スタートでサンセットが見れるほうにした。
三菱の四駆で周るこのツアーは全長80kmのサハラ砂漠のいろんな表情を見ることができる。マムーシュのモハさん曰く、このツアーに参加すればサハラ砂漠は完璧、なのだそう。
ちなみに4時間程度のツアー、車一台1000ディルハムなので人数が多いほどお得です。
それではまずはオアシス。
この井戸のようなもの。奥に6つほどあって、深さは1、2mほど。それぞれが繋がっていて、砂漠の地下水をここに流している。この建設には日本人の支援があったのだと。アフリカのほうで学校作ったとか聞くけどここもそうなんですね。
水は冷たい。
その水はここに流れてきていて、
ここがオアシス。なんか想像してたのと違う。畑みたいになってる。
区画は日本と似たような感じで、それぞれにひとつ入り口がある。
あ、カエルですね。
こんな風に入り口を土でせき止めていて、この土を中央に移動させ流れを変え水を入れる。5時間経ったら土を戻し次の入り口を同じようにする、を繰り返して、それぞれが同じだけ水が入るようにしているのだそう。アナログだけど、雨の降らない土地の限られた水資源を効率よく供給できるようになってる。
ミントが育ってた。これをみんな煎じて飲んでるんだ。
ナツメヤシとデイツとイチジクって言ってたと思うけどどれがどれなのかね。忘れた。いろんな植物が育ってる、まさにオアシス。
水もそのまま飲めそうなくらいに綺麗。
1km先までずっと続いてるのだそう。オアシス農業ですね。
次はアルガンオイルのお店。
手前の実の殻を剥いて石臼ですり潰して出てくるのがオイルなのだと。想像していたのと違う!説明聞くだけ聞いてなにも買わなかった。ごめんよ。
湖に移動します。
フラミンゴいっぱい。オアシスってこういう感じかと思っていたけど、これは湖なんだって。
警戒心の強いフラミンゴ、ガイドさんがクラクション鳴らしたら一斉に飛んでった。「photo! photo!」小さくてよくわかりません!フラミンゴは花鳥園で見てるよりピンクじゃなかった。
ところどころ緑が残るこの一帯は、9〜12月に降る雨で一面湖になるのだそう。広い。
湖の後はまた砂漠に戻ります。
「different color dessert!」とドライバー。クセの強い英語で説明してくれます。まぁ、人のことは言えないけど。
黒砂と赤砂の混じった場所。四駆なので砂丘の上を走り回る!ジェットコースターのようで面白いし、砂漠で柔らかいから走り心地がなんともいえない不思議な感覚。
そしておもむろに車を降りるドライバー。
「写真を撮りに行く。付いて来い」
やっと車内のエアコンが効いてきたのに!写真では伝わらないと思うけど、外はめちゃくちゃ暑い。でもせっかくのツアー、とりあえず着いて行きます。
少し歩いて、ポイントに着いたらしい。「マダム。カメラを寄こせ」と、で、そこでふたりでジャンプをしろ、と。
どうしてこうなってしまうんですかねぇ。