スープラトゥールに乗ってどこまでも
マラケシュを2日間堪能し、安息の地タガズットをあとにします。
荷物があるのでタクシー。
こういうメーターでやってもらうとボラれなくて安心。「Hello,taxi?」の人は怪しいのでスルーして、ちょうど来たタクシーに乗り込んだら、またもやそのドライバー同士で揉め始めた。アスワン再び。たぶん、ここはオレの島だ獲物を横取りするな的なことで、激しい怒鳴り合いが長いこと続いたので「とりあえず出してもらっていいですか」って穏やかに日本語で言い続けた。
ちなみにメーターのスタートは1.7ディルハム。乗る前に必ずメーター運行できるか聞いて、そこがリセットされてるか確認してください。
マラケシュ駅の裏にあるスプラトゥーンみたいな名前の会社のバスターミナル。
一見、日本にもありそうな普通のバスです!砂漠への入り口の町メルズガへ向けて、今日は朝8時から12時間、丸一日使ってのバス移動。考えただけでもしんどいです。実際しんどかったです。狭いです。高くてもグランタクシーをチャーターすべきだった。
でも昼間移動でよかったのはこの絶景!
メルズガへの道のりは序盤にこの峠越えがあって、標高2000mくらいまで登る。バスの窓が綺麗で大きいので外が見やすい。
登山したかのような景色、1時間以上走るので山もどんどん表情を変えていって見ていて楽しい。
小さな町があったり
お店があったりして。
酔った。休憩はまだか。早く降ろしてくれ。
出発から2時間、ようやく着いた休憩ポイント。このあとはランチと夕方で2回休憩があるはず。およそ3時間ずつ、給水量を調整しながらやり過ごさないと。
ここのトイレは2ディルハムの有料。おっちゃんが入り口に座ってて、お皿にお金を置いてくんだけど、そこのお皿にお釣りはほとんどないのでコイン必須。わたしたちは紙幣しかなくて20ディルハム置いたら大きめのコイン3枚しか返ってこず、1人2ディルハムだろ!ってお皿にあったコインをとりあえず全部持ってきた。あとで数えたら17ディルハムあった。おっちゃんは何も言わなかった。
峠越えが終わると、一気に視界が開けて広大な大地が広がる。
ひたすらまっすぐな道。それでも酔うのはなぜなのか。ランチはまだか。早く降ろしてくれ。
13時半、バス停でもないとこに着いた!
ドライバー「ランチ!トゥルーティミニッツ!」制限時間は30分です。(この国の人たちはRをルと発音してました)
売店、パサパサ系しか置いてない!でもどうやら手前の建物がレストランのよう。
改装中でした。食欲はないので、おなじみモロッカンサラダとヨーグルト。フルーツ盛り注文したけどないって言われた。
サービスでスイカが出てきた!有り難いけど遅いよ!バス、クラクション鳴らしてるよ!ほとんど食べれなかった。てかフルーツあったんかーい。
バタバタとバスに乗り込んで後半戦スタート。再び荒野を進みます。
ひたすら進みます。
ロバの横断。
おやつはマラケシュで買ったクッキーとか。普通に美味しい。みねこ「もうパサパサ日本に帰るまで要らない」
20時過ぎて夕日が沈む頃、やっと目的地メルズガの隣町、ハシビラードに着いた。バスが停まって迎えのホテルスタッフが名前を呼びながら乗り込んできたとき、本当にホッとした。夕方にあるはずの休憩はなかった。
砂漠はもうすぐそこ。