メディナのスークで迷い疲れ、食に走る
マラケシュの朝。
昨夜の賑わいから一変、落ち着きを取り戻した街。
お客さんが誰もいない。一日の始まりは遅いのです。
通りを歩いてる人にチップ求められる煩わしさから逃れるために店内で朝ごはん食べます。
みねこのサラダ。
わたしの野菜タジン。
ベジタブルクリームスープ。サラダのお肉以外どれも味がなかった。テーブルにある塩とかオリーブオイルで頑張ったけどダメでした。精進料理のようでした。精進料理食べたことないけど。
栄養は摂れたので、スーク(市場)へ向かいます!
朝は爽やかな感じ!奥へ行って迷路に入る。
市場の様子。
メディナの迷路にお土産物屋が延々と並びます。
可愛いものもいっぱいある!
オシャレなものもたくさんある!これが見たかった!すごく楽しみにしてた!のに
ウザい。とにかくウザい!エジプトほどではないし、少し疲れた様子のおじちゃんたちみんながそれぞれ店頭に置かれた椅子に座ってるだけなんだけど、それでもお店の前を通れば半径2mで反応するセンサーのように「コンニチハ」「ニイハオ」「Where are you from?」で話しかけてくる。それがオモテナシなんだと言えば普通なんだろうけど、わたしたちはとにかくほっといてほしいのです!Just Lookingなのです!声かけなければ入ります!そしたら買うから許して…!お願いだから…狭い店内の床で堂々と寝てたおじちゃんを見習ってよ…
願い叶わず疲れたのでランチにします。
なんとなく選んだここ。屋上で食べれるところを探してて眺めてたら上の窓から執拗にハロー!ハロー!と声かけられたので入ってみます。
分かりづらい入り口から入店です。案内なければ上へ行けなかったかも。
テラス席来れた!上からの眺め。うーん、どうせならフナ広場を見渡せる場所のお店にすればよかった。
反対側。スークの上はこんななってるのね。見なかったことにします。
味なしモロッコ料理に飽きたふたりのランチ。ナポリタンとボロネーゼを注文しましたがいかがでしょうか?あれ?ってなりますよね?そうです、写真奥はナポリタンと言われましたが、わたしたちの知ってるそれではありませんでした。
リヤドでお昼寝してから美味しいごはんをリサーチしてのリベンジです!
また賑わってきた。これ、21時なんだよねぇ。この国はサマータイムで3時間くらいズラしていいと思う。
路地。
ピンクカフェ。リサーチしてきたお店は閉まってたり予約でいっぱいで、やっと入れたのがここ。
ミントティーから始めます。
高い位置から注いで戻す、をお茶の濃さを見ながら繰り返すんだけど、大抵のお店はテーブルに持ってきてから一度注ぐだけで濃さや味はマチマチ。いろんなところでミントティー飲んだけどここのが一番美味しかったな。
ツナサラダ。
チキンのクスクス。
ビーフのタジン。お肉はホロホロでした。上のはプルーン。甘い。
ここのごはん、安いしホント美味しかったー。あと店員さんがイケメンでした。
まだまだ賑わう22時半、ケーキ屋さんに行ってみます。
人気店のようでひっきりなしにお客さんが来る。ケーキやパイ、ジュースなどみんな買ってくものはさまざま。
モロッコのケーキってどんなんだろう。一番怪しいやつを買ってみる。
ありがとうございます。激甘でした。茶色いとこは羊羹のようでした。
あとバナナオレ。100円。これは美味しかった!
夜が更けても賑わいは収まる様子を見せない。マラケシュが昔1000年も前にモロッコの首都だった頃、かつても人々が集まっていたここフナ広場で公開処刑も行われていたなんて、なんか、そんな、あーうん、少しわかる気がするなぁ。
疲れたので戻ってきました。リヤド・タガズット。部屋にいるとき、このドアは平気で解放できるくらい居心地が良い。わたしたちにこの安息地があってよかった。
そして今宵もまた、ネコが迎えてくれるのです。