ずっと横顔を見ていた【サグラダファミリア】
う〜ん、おっきい。こちらの門は3つの門から構成されてて、左から養父ヨセフを象徴した「希望の門」、イエスを象徴した「慈悲の門」、聖母マリアを象徴した「信仰の門」、らしいんだけど細かいことは難しいので、割愛!すっごく詳しく解説してる人がいたので興味ある人は調べてくださいな。無駄なものは造らないガウディ、ひとつひとつのものすべてに意味があるようです。
気になったこの写真中央右側、足の部分が白くなってるところは、大雨で折れたところを修復したのだそう。
この右の人の腕もそうみたい。
これらの彫刻はなんと日本人で専任彫刻家の外尾悦郎(そとおえつろう)さんが手がけているのだそう。ガウディ没後にスペイン内戦で損傷した彫刻は彼が修復し、その後の2005年に世界遺産になったって、意外と最近だ。
これらの彫刻たち、どこから見ても同じように見えるように、上に行くにつれて大きく造られているのだそう。たしかに、こんなに大きかったら同じサイズでつくってたら見えなくなっちゃうな。
わたしが一番気に入ったのが、少し遠いところから撮ったこの写真の糸杉の下にいる白いペリカン。原始キリスト教のシンボルで、「ペリカンは、食べ物が無くて子供が飢え死にしそうになると、自らの胸をくちばしで引き裂いて子供に血を分け与えた」と言う言い伝えがあるのだそう。
このペリカンのシンボルは間近に立つと見られない配置にしてあるんだとか。「本当に大切なものは、身近にいる時には見えない」ことを暗示していて、家族愛も母子愛も、遠く離れた時に初めて感じられるのが真理だからってエピソード。好きです。
彫刻の下は扉部分、
カラフルになっていて
昆虫がたくさんいる!トンボとかテントウムシとか、探すの楽しい!
閉館後に撮った写真、赤い部分はヨセフとマリアのJとMでイニシャルになってるんだって。可愛い。
サイドです。
よく見ると手前の三角屋根、右から2つ目と3つ目で形は同じなのに明らかに質感が違う。これはガウディが一代で完成出来ないことを見越して、「こうやってつくるんだよ」って途中までつくったのだとガイドが言ってたと思うんだけど、このエピソードに感動。
反対側。わたしのこの感動はもう言葉では言い表せないです。(語彙不足のため)
ふと視線を下に落とすと、観光客を温かい目で見守ってる人たちがいた!現場の人たち、休憩中かな。ああいう格好してると工事のおじちゃんって感じするけど、建築家であり芸術家なんだよな。
あ、お仕事中の方たち、こちらにたくさんいました!今はこの後ろを造っているんですね!
わかりやすい模型です。グレーの部分がすでにできているところで、黄色い部分が未完成部分。こう見ると、まだまだ先は長い気がする。今はきっと右下の黄色い部分をつくってるのかな。
反対側の受難のファサード。
びっくり、栄光のファサード側。全然出来てないし、これが本当の正面だって、恥ずかしながらわたし今回初めて知りました。有名すぎる生誕側って右側の側面だったのねー。
すべて完成すると一番高い塔の高さは172mにもなるのだそう。高い。
今でももう十分高いのに。